
英語ができる人から年収が伸びる理由
―― 人材不足という現実
「英語ができると年収が上がる」
よく聞く話ですが、
どこか曖昧で、根拠が見えにくい言葉でもあります。
しかし、セキュリティやITの現場では、
これは感覚論ではなく、完全に構造の問題です。
セキュリティ業界は、常に人が足りない
まず事実として、
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セキュリティ人材は慢性的に不足
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国内だけでなく、世界的に不足
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需要は増える一方で、供給が追いついていない
という状況が続いています。
それにもかかわらず、
「誰でも高収入」にはなっていません。
ここに、重要な分かれ道があります。
年収が伸びる人は「英語ができる人」
なぜ、同じセキュリティ職でも
年収に差が出るのでしょうか。
理由はシンプルです。
英語ができる人にしか任せられない仕事があるから。
英語ができないと、担当できない領域
セキュリティの現場では、
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英語マニュアルしか存在しない
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英語UIのみの製品
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海外ベンダーとのやり取り
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英語の脆弱性情報を即時確認
こうした場面が日常的にあります。
英語が苦手な人は、
これらの仕事を最初から外されます。
結果として、
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国内向け
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補助的な業務
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決まった作業のみ
に限定されやすくなります。
「翻訳できる」と「理解できる」は別
ここで重要なのは、
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英語を日本語に直せるか
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英語のまま意味をつかめるか
この違いです。
翻訳は、
読むスピードも、判断も遅れます。
一方、英語をそのまま扱える人は、
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情報収集が早い
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判断が早い
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対応が早い
結果として、
「この人に任せたい」
となります。
任せられる人の年収は、自然に上がる
セキュリティは、
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ミスが許されない
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責任が重い
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判断が即求められる
仕事です。
だからこそ企業は、
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英語を怖がらない
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情報の一次ソースに触れられる
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海外情報を自分で確認できる
人に、
より重要な役割と報酬を与えます。
これは特別な優遇ではなく、
合理的な判断です。
英語ができる=海外に行く、ではない
誤解されがちですが、
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海外勤務
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外資系
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英語会議
ができなくても構いません。
必要なのは、
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英語の画面を読む
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英語のログを理解する
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英語の資料を探して使う
この力です。
つまり、
仕事の道具としての英語です。
なぜ人材不足が解消されないのか
理由は明確です。
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技術+英語
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この両方を避けてきた人が多い
だからこそ、
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技術が少しでも分かる
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英語を拒否しない
この組み合わせだけで、
市場価値は一気に上がります。
英検準1級は「年収が伸びる側」に立つ資格
英検準1級は、
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セキュリティ資格ではありません
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直接、年収を保証するものでもありません
しかし、
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英語の一次情報を読む力
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内容を整理し、判断する力
を確実に鍛えます。
これは、
英語ができる側
任せられる側
に立つための、現実的な入口です。
まとめ
英語ができる人から、
年収が伸びる。
それは偶然でも、運でもありません。
英語ができないと任せられない仕事が、確実に存在するから。
セキュリティ業界の人材不足は、
しばらく解消されません。
だからこそ、
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英語を避けない
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英語を武器にしない
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英語を「道具」にする
この選択が、
静かに、しかし確実に人生を変えていきます。

