
社会人がセキュリティ転職で失敗する理由
― 技術より先に、つまずいているポイント ―
セキュリティ分野は、
「将来性がある」「安定している」「食いっぱぐれない」
そう言われることが増えました。
しかし実際には、
セキュリティ転職に挑戦して、うまくいかない社会人も少なくありません。
その多くは、
能力不足ではなく、順番と認識のズレが原因です。
失敗理由①「資格を取れば転職できる」と思っている
もっとも多い失敗がこれです。
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セキュリティ資格を取った
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勉強はそれなりに頑張った
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でも書類で落ちる、面接が通らない
なぜでしょうか。
セキュリティ分野では、
資格=即戦力とは見なされません。
企業が見ているのは、
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何を理解しているか
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どう考える人か
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入社後に自走できるか
資格は「入口」にはなりますが、
中身が伴っていないと評価されません。
失敗理由②「英語を後回しにしている」
社会人のセキュリティ転職で、
静かに、しかし確実に差がつくポイントです。
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英語は苦手
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日本語情報だけで勉強
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ツールや設定は人の説明頼り
この状態だと、
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一次情報に当たれない
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情報の正確性を判断できない
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現場で詰まる
結果として
「伸びない人」「任せられない人」になってしまいます。
英語は、
**セキュリティ分野では“基礎インフラ”**です。
失敗理由③「未経験OK」を誤解している
「未経験OK」という言葉を
安心材料として受け取ってしまうのも、失敗の原因です。
未経験OKとは、
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何も知らなくていい
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教えてもらえる
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受け身でも大丈夫
という意味ではありません。
実際は、
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自分で調べられる
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英語を含めて情報を追える
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理解しようとする姿勢がある
こうした人を指しています。
ここを勘違いすると、
入社後に一気に苦しくなります。
失敗理由④「説明できない」
セキュリティ業務は、
技術職であり、説明職でもあります。
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なぜその設定にしたのか
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何がリスクなのか
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どう対策するのか
これを、
技術者以外の人にも伝える必要があります。
ここでつまずく人は、
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分かっているつもり
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でも言葉にできない
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ロジックが曖昧
という状態になりがちです。
英検準1級レベルの
「論理的に説明する力」が、
ここで大きく効いてきます。
失敗理由⑤「短期成果を求めすぎる」
社会人ほど、
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早く結果を出したい
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すぐ転職したい
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年収を上げたい
と考えがちです。
しかしセキュリティ分野は、
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積み上げ型
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経験重視
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信頼が評価される
世界です。
焦ると、
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勉強が浅くなる
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面接でボロが出る
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入社後に苦しくなる
という悪循環に入ります。
失敗しない人がやっていること
失敗しにくい人は、
最初からこの順番を守っています。
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英語の基礎体力をつける(準1級レベル)
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IT・ネットワークの土台を理解
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セキュリティの考え方を学ぶ
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学習内容を説明できる形にする
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転職活動に入る
派手ではありませんが、
非常に安定したルートです。
最後に
社会人のセキュリティ転職は、
「才能勝負」ではありません。
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情報をどう扱うか
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学び続けられるか
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自分の言葉で説明できるか
この積み重ねで、
結果が決まります。
英検準1級は、
このスタートラインに立つための
静かで強い資格です。
失敗しないためには、
遠回りに見える道を、
正しい順番で進むこと。
それが、
セキュリティ転職を成功させる
いちばん確実な方法です。

